オープンセミナー2014@岡山を開催してみて
早いもので前回ブログで告知した、オープンセミナー2014@岡山が無事開催されました。
実行委員長として関わってみた感想とかをつらつらと個人的に思ったことを書いていこうと思いますが、
@mako_wis あー、じゃあ俺の記事のはてブ数を超えておいて。
— 尾古 豊明(パトラッシュ) (@patorash) 2014, 5月 24
と煽られたので頑張って書きます。
そんなわけでアジェンダです
- 想いは達成できたのか?
- 当日の振り返り
- おわり
想いは達成できたのか?
前回の告知ブログで、"「フロントエンドの人とサーバーサイドの人が交流出来たり、お互いの事を知るきっかけになるイベント」にしたい"と書いていました。 オープンセミナー岡山のテーマを「フロントエンドとサーバーサイド」にしたのもそういう想いがあったからです。
今回のイベントはおかげさまで150名以上のご参加をいただきました。 とりあえず個人的に目標にしていた100名を大幅に超えたことに驚いてると同時に、参加してくださったみなさんにはただただ感謝です。
アンケート等がまだ集計出来てないのでざっくりとした個人の感覚ですが、
- 3割:主にフロントエンド寄りの勉強会に参加しているような人
- 6割:主にサーバーサイド寄りの勉強会に参加しているような人
- 1割:その他
だったように思います。 例年だとサーバーサイド寄りの勉強会に参加している人でほとんどを占めているイベントなので、ある程度は目標を達成できたのかなと思います。
ただ、このイベントだけでこういう流れが終わってしまうのも悲しいので、機会があればフロントとサーバーサイドの人が混じれるようなイベントを開催できればなと思ったり。 また、このイベントをきっかけにそれぞれの分野の人達が別の分野の勉強会にたまには顔を出してみるっていうのが起こればいいなと思ってます!
当日の振り返り
当日の発表内容については@patorashさんのブログに詳しく書かれているので割愛して、思ったことをつらつらと書いていきます。
パソコンは私たちのもう1つの目-見やすく、聞きやすいWEBページづくりにぜひご協力を!
発表者の毛並みけさんの発表は、普段自分たちが視覚的に見ているWEBページが目が見えない人達にとってどう見えるかを教えてくれました。
普段何気なく見ているサイトも作りが悪いと、音声ブラウザを通してみると目的の本文に辿り着くまですごく時間がかかってしまう。
「サイトは技術を見せる場所じゃなくて情報をわかりやすく見せる場所です」と言われてたのがすごく印象に残っています。
ソフトウェアエンジニアの目指す道〜フロントエンドとサーバーサイドを超えて
株式会社ソニックガーデンの倉貫さんの発表は、プログラマーの仕事についてあらためて考えさせられる内容でした。
プログラマーの仕事はナレッジワークで、コンサルタントや医者のようなプロフェッショナルサービスである。 プログラマーをかき集めたとしても、かならずしもソフトウェアの納期が早まる訳ではないというのはやはりこの辺りだと思う。
実践 大都会式 プロトタイピング&フロントエンド2014
実を言うと大都会勢の前川さんと久保木さんは、今回のテーマを決めた時に一番最初に登壇のお願いをしようと思った2人でした。 僕が、フロントエンド系の勉強会に参加するとよくお見かけしてて、懇親会でいつかこんなイベントしたいねとお話してたり。 このプログラマーさんとデザイナーさんの組み合わせのセッションを見てみたい!と思ってお願いしちゃいました。
発表内容としては、2人で体重記録アプリをプロトタイピングしてみるという内容でした。 ソース管理をgitでおこなっていて、デザイナーさんもgitを使う時代だよなぁと思いました。*1
久保木さんのデザイナー視点、前川さんのプログラマー視点のそれぞれのプロトタイピングで気をつけてたところやポイントが聞けて良かったです。
オープンで柔軟なクラウドプラットフォーム ”MICROSOFT AZURE“
Microsoftの井上さんの発表は、Windows Azureの機能のパワフルさについて学べました。 WindowsAzureで驚いたのが、スケールアウトして4台のサーバーに分散している状態でも、1つの場所に修正したソースコードを反映するだけで全てのサーバーに反映されるといった謎技術。 また、スケールアウト・スケールアップの時間もわずか数秒で終わるなど、これは強力だなと思わされました。
明日からできる、デザイン脳!
秋葉ちひろさんの発表は、ユーザーにとって使いやすいデザインを考えるときのコツについて学べました。
歯科衛生士さんが患者の予約を受ける時につかうアプリを例にして、デザインをこうしたら使いやすくなるよという例を示されていて、普段デザインしてない人間にとってもわかりやすかったです。
途中のワークショップで、どうやったら使いやすくなるか考えてみようってなった時に、いかんせん僕の「便器洗浄系脳」では中々良い案が出てきませんでしたw その辺りは、徐々に徐々にデザイン脳に切り替えていかないとなと思った次第です。
ベンチャーのサービス開発におけるフロントエンドとサーバサイドの間
クラウドワークスのCTOの大場さんの発表は、クラウドワークスのサービスと、サービスの機能改善の取組みについてでした。
インターンの子たちに純粋な目でサービスを使ってもらって違和感を持った所を指摘してもらう取り組みはいいなと思いました。 開発している人だとやっぱり頭が凝り固まってしまうのでピュアな目は大事だなと、うちのサービスでも取り入れていきたいところです。
あとは「機械脳になりすぎて便器洗浄したい系男子って感じ」はオープンセミナー岡山の流行語大賞と言っても過言では無いと思います。
懇親会
セミナー本編のあとは恒例の座での懇親会でした。
来年の実行委員長への引き継ぎの儀も終わりホッと一息ついていたらサプライズで、実行委員長お疲れ様の色紙とプレゼントをいただきまして、企画に参加したみなさんありがとうございました! いただいたドラゴンの剣とその他は大切に使わせていただきます!
懇親会のLT大会もいつもどおり盛り上がって楽しかったです。 あれを見てると自分も何か発表すればよかったと後悔したので、次回はなにか用意しようと思います。
おわり
何はともあれ無事終われて良かったです。 講師の皆様、参加してくださった皆様、サポートしてくれたスタッフの皆さんありがとうございました。
来年の実行委員長さんがどんなテーマで開催してくれるのか今から楽しみです!
*1:実は今回登壇しているデザイナーさん2人(久保木さんと秋葉さん)はgit使い。やはりバージョン管理が出来るのは便利